動物看護師の仕事内容は?

動物看護師(ラブラドール)

 

動物病院で働く動物看護師は、一体どのような仕事をしているのでしょうか?

 

近年、ペットビジネスの盛りあがりによって、動物看護師の仕事の需要も増えています。そして、多くの動物看護師が、日々の診療がスムーズに進むよう現場で活躍しています。

 

当ページでは、そんな動物看護師の具体的な仕事内容について紹介していきたいと思います。

 

具体的な仕事内容は?

動物看護師の仕事は、診察をする際の獣医師の助手や受付だけではありません。非常に多種多様な仕事を日々こなしています。

 

ざっくりと職種ごとに整理すると、以下のような業務があげられます。

@診察

A薬剤

B栄養管理

C診療記録

D事務全般

E環境整備

F検査

G新人スタッフ指導教育

H社会福祉活動

Iその他

 

業務によっては、動物看護師がメインでおこなうもの、獣医師がメインでおこなうものがあります。それでは、それぞれの内容を細かく見ていきましょう。

 

@診察

動物看護師(ラブラドール)

 

外来医療の場合

獣医師が診察をする際は、患者である動物が動かないように抑えたり(保定)、医師の指示にしたがい必要な器具を手渡したりします。

 

また、診察後は飼い主に病状や治療内容について分かりやすく説明し、使用した器具の消毒や整理などをおこないます。

 

ほかには、通院しながら定期的に治療を続ける動物達の症状の変化や治療後の反応をみるのも大切な仕事。病状を観察しながら、毎回気付いた点を細かく記録していきます。

 

さらには、看護業務以外にも食事のサポートやトリミング、飼い主のサポートといった細かいケアもおこないます。

 

入院患者のケア

動物看護師のケアする相手は、外来患者だけではありません。入院中の動物達に対しても看護やケアをおこない、その経過を獣医師に報告します。

 

また、退院時には、飼い主に今後の注意点を伝えたり、ケアのアドバイスをしたりします。

 

手術室でのサポート

日頃から、手術室を清潔に保つのも大事な仕事。院内で2次感染が起きないように、細心の注意を払いながら清掃や消毒をおこないます。

 

また、点滴やバイタルモニター(心拍数・呼吸数・体温・血圧・麻酔濃度などを測る装置)といった医療機器の調子をチェックすることも忘れてはいけません。

 

そして、実際に手術が始まると、呼吸や麻酔などのバイタルモニターを監視しながら、医師の補助をおこないます。

 

A薬剤

薬の管理

薬品の補充・購入・管理も動物看護師の欠かせない業務。

 

医師と相談しながら、薬品のリストを作成します。そして、リストを見ながら、不足した薬品を製薬会社に注文したり、入荷後に注文通りに届いているのかをチェックしたりします。

 

また、薬品の効能書きは、随時改訂がないか確認し、改訂があれば医師に漏れなく報告します。

 

薬を渡す

医師が処方・調合した薬を、飼い主に渡します。渡す際は、薬の名称や効能、服用方法、注意点をわかりやすい言葉で説明します。

 

また、副作用のある薬を渡すときは注意が必要です。予測できる副作用や症状の現れ方、副作用があった際にどのように対処すれば良いかを伝えます。

 

さらに、再診時には飼い主から「上手く投与できたか?」「投与後に変わったことはなかったか?」「症状はどのように変化しているか?」といったことを詳しく聞き、得た情報をすべてカルテに記入しておきます。

 

特に薬は、それぞれの動物の種類、体重、症状によっても分量を調整しなければいけません。診察の都度、医師の指示を受けながら調合する必要があります。

 

B栄養管理

医師とも相談しながら、動物達の好みに合わせた食事を決めます。

 

その際、問題なく口から摂取できるかどうかを確認し、それに合わせてスープ状・粥状・ペースト状・固形でやわらかめ・完全な固定といったように食事の形状を選びます。

 

また、それぞれの症状に合わせた工夫も欠かせません。たとえば、食欲のない動物であれば食事の時間帯を調整したり、手で口の近くまで持っていき食べさせたりします。

 

C診療記録

診察の記録を記入したカルテを区分ごとにファイルしてまとめ、整理しておきます。最近では、カルテの情報をパソコン内に保存して管理しているところも多いです。

 

カルテを記入する際は、ささいなミスや抜け漏れがないかをしっかりとチェックしなければいけません。特にスタッフの多い大規模な病院の場合、カルテは引き継ぎなどにも使われるため、より一層の注意を払って記入する必要があります。

 

D事務全般

薬品や備品の仕入れ、会計業務、証明書などの書類作成をおこないます。

 

たとえば、飼い主へ送るワクチンなどのDM作成、診察費の設定、決算報告の書類作成…ほかにはペット保険に加入している病院の場合、保険会社へ提出する書類の作成も重要な仕事になります。

 

また、ホームページのある病院では、更新作業やメールでの問い合わせ対応もおこなわなければいけません。これら事務業務は、多くの病院で動物看護師の担当になっています。

 

E環境設備

清掃、園芸、洗濯も動物看護師の仕事です。ほかには、院内で使用する消耗品や衛生用品、器具などの補充もおこないます。

 

大抵の病院で、勤務後、一番最初に任せられるのがこれらの仕事だと思います。気が付けば、1日中掃除をして終わる日も珍しくないほどです。

 

最初は大変に感じるかもしれませんが、院長や先輩、飼い主から信頼を得るための第一歩です。環境を整えることは、病院の第一印象を高める大事な基本だと肝に命じて頑張りましょう。

 

特に掃除をする際は、感染症や感染予防に関する知識が求められます。雑用と思われがちですが、「看護師としての能力」が試される大切な業務といえます。

 

F検査

患者の体から直接摂取する検体(組織、血液など)は獣医師が担当しますが、それ以外の尿や便などを摂取するのが動物看護師の仕事です。

 

状況によっては、その過程をすべて看護師が担当し、結果を獣医師に提出するケースもあります。

 

G新人スタッフの指導教育

新人スタッフの教育をおこなうのも、動物看護師の仕事です。新しく入ってきたスタッフに仕事内容や注意点、ルールなどを伝え、指導します。

 

また、スタッフのスキルアップを目的とした研修や勉強会を開催することもあります。

 

H社会福祉活動

捨てられた犬猫、傷ついた野生動物、飼育者不明の動物の保護や飼育、里親探しをおこなっている病院も少なくありません。

 

また、無計画な繁殖や劣悪な販売をなくすよう呼びかける啓蒙活動に力を入れている病院もあります。

 

Iその他

最近では、トリミング室やペットホテルが併設されている病院もあります。そういった病院に勤務する場合、トリマーとしてカットしたり、ホテル宿泊中のペットの散歩、お世話も看護師の仕事になります。

 

仕事は大変?忙しい?

動物看護師(ラブラドール)

 

実際に動物病院に勤務している看護師に話を聞くと、「仕事が忙しい」「やりがいがある」「仕事が暇」「大変だけど動物が好きだから続けている」とさまざまな答えが返ってきます。

 

特に仕事量に関しては、勤務する病院の規模や人気によっても大きく差が出てきます。また、大半の病院は個人経営のため、動物看護師にどれだけの仕事を任せるのか、どれくらいの人数のスタッフが在籍しているのか、などなど…病院の方針によっても左右されます。

 

これから動物看護師を目指すなら、自分が将来どのような看護師になってゆきたいのかをよく考え、キャリアプランに合わせた勤務先を選択することが大切です。

 

ただし、学校にも通わず、資格も取らず、すぐに就職する人は看護師全体の1割にも満たないのが現状。今までペット関連の仕事に就いたことが無い方、専門的に学んだ経験の無い方に関しては、まずはスクールや通信講座を利用して、事前に専門知識を身につけたうで就職することをオススメします。

 

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